ソフトウェア

個人でも使える企業向けクラウドはコレ(前編)

サーバーは所有する時代から利用する時代へ

情報の蓄積、管理、公開、活用を行うコンピュータ、特に企業が扱う情報は非常に重要なものであるが故に、個人が所有するパソコンという代物ではなく、サーバーと呼ばれる高性能かつ堅牢な機械が使用される事が多い。

従来はサーバーと呼ばれる高価な機器を購入し、機器の納品や設定に時間を要し、メーカー保守に加入し非常時に備え、サーバーが陳腐化するとまた新しいサーバーを買い・・・という流れであったが、ここ何年かは様相が違っている。

サーバーを所有すると、非常に多くのお金と時間と労力が必要になる為、クラウドと呼ばれるインターネット上のサーバー専門屋が所有するサーバーを借りて使う。という形態に移り変わりつつあるのだ。

クラウドは何が良いのか?

クラウドとひとことで言っても、非常に意味は広い。インターネット上にあるコンピュータリソースを使うという大きな括りの中で、インターネット上のサーバーの機器だけ利用するのか?(IaaS)、OSが搭載された状態のサーバーを利用するのか?(PaaS)、アプリケーションが搭載され必要なサービスがすぐ使える状態のものを利用するのか?(SaaS)

今回はインターネット上の機器だけ利用するが、OSもあらかじめ用意されている企業向けクラウド環境(個人でも利用可能)をご紹介したいと思う。

 

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こちらが今回ご紹介するNTTコミュニケーションズが提供する「Cloudn」というクラウド。
ユーザーはインターネットブラウザからURLとIDとパスワードを利用し、この様な管理画面でサーバーの作成や管理を行える。
つまり、インターネットが使える環境であれば何処でも利用可能という事なのだ。

 

 

 

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画面をスクロールしていくと、実に様々なアイコンが並ぶ。分かる人は分かると思うが、サーバーだけでなくストレージやネットワークも自由自在に扱えるのが特徴。

 

 

 

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Cloudnは現在のところ、大きく分けてFLATタイプ、VPCタイプOpenNW、VPCタイプCloseNWの3種類が選べる。
画面上部のタブで切り替えるのだが、画面はVPCタイプOpenNWのメニュー。

 

 

 

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VPCタイプOpenNWの管理画面をスクロールさせてみた。

 

 

 

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こちらはVPCタイプClosedNWプラン。

 

Cloudn各プランの特徴

3つの選べるプランがあるが、何がどう違うのか特徴と用途をまとめてみた。

・FLATタイプ

グローバルIPアドレスを付与。抱負なオプションサービスにより高い拡張性を有する。

→用途:映像、音楽、ゲーム等のWebコンテンツ配信サービス向き

 

・VPCタイプOpenNW

プライベートアドレスを付与。IPsec接続が可能。

→用途:IPsec接続が必要なECサイト向き

 

・VPCタイプClosedNW

VPN経由のイントラネット構築が可能。DMZ環境の構築が可能。

→用途:セキュアなイントラネット接続が必要な社内システム向き

 

 

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個人でcloudnを使うならFLATタイプが用途としては多いだろう。なので今回はFLATタイプを中心に話を進めていこうと思う。
ちなみにアイコンにマウスカーソルを乗せると画面の様にブラックアウトし説明文が表示される。
この状態でクリックするとアイコンの機能が実行されるのだ。まずはコンソールアイコンをクリック。

 

 

 

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これがコンソール画面。実行中の仮想サーバーの数量が「0」になっているので、クラウドを利用する為にまずは仮想サーバーを作成してみよう。

 

 

 

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左側のメニューで、さっきは「ダッシュボード」だったが、「仮想サーバー」をクリックするとこの画面になる。

 

 

 

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そして「仮想サーバーの追加」ボタンを押してみよう。ここから仮想サーバーの作成が始まる。

 

 

 

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最初にゾーンの設定とOSのインストール方法(用意されたテンプレートか、ISOのCDを利用するか)を選ぶ。

 

 

 

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前の画面でテンプレートを選んでいると、用意された様々なOSを選択する事ができる。オススメはCentOS系かWindowsサーバ系だ。

 

 

 

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全てを紹介するのは難しいが、非常に多くのOSを選べるのだ。

 

 

 

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次はCPUのスペックとメモリの容量を選ぶ。いくつかの組み合わせがプランとして登録されているので、それを選択するだけだ。

 

 

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そしてデータディスク(サーバーに接続する外付けディスクの様なもの)を付けるか、付けるならどれくらいの容量にするかを選ぶ。

 

 

 

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お次はセキュリティグループの設定。早い話がネットワーク設定だ。後から変更追加が可能なので、ここはdefault(標準的なもの)で良いだろう。

 

 

 

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ここに表示された内容で問題なければ「仮想サーバーの起動」ボタンを押してサーバーの初期設定は完了。
この段階でサーバーのハードウェアとOSの準備が完了した事になる。非常に簡単で早いのがお分かりだろうか。

 

 

 

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「サーバーの起動」ボタンを押してから画面が変わり、状態がCreatingになっている。
この状態はクラウド上でサーバーの構築を実施している最中。という事なので数分間ほど待とう。

 

 

 


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サーバーのCreatingが完了すると、この様なポップアップ画面が表示される。
赤色で塗ってある部分が今作成した仮想サーバーのパスワードになるので、忘れずにメモしておこう。ここで見逃すと、この後二度と表示されないので注意。

 

 

 

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こうして仮想サーバーが新しく出来上がった。
しかしOSは入っているものの初期設定しないと使えないので、以下にOSを起動させるまでの手順をご紹介する。

 

 

 

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仮想サーバーの名前をクリックするとこの画面になるので、上記の赤丸印内にある「コンソール画面の表示」ボタンを押してみよう。

 

 

 

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すると、自動的にOS起動が始まる。最初の1回目だけは準備に少々時間がかかる様だ。

 

 

 

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5分間くらい待つと途中経過を表示してくれる。こういうちょっとした親切さが嬉しい。

 

 

 

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OSが立ち上がった。Windowsを選択していたのでこんな画面だ。Ctrl+Alt+Delキーを押して下さいと書いてるが・・・

 

 

 

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キーボードからCtrl+Alt+Delを押してはいけない。なぜなら相手はインターネットブラウザの向こう側に存在するクラウドだからだ。ここは赤丸印内のボタンをクリックして先へ進もう。

 

 

 

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見覚えのある画面が登場。ここで入力するパスワードは、さっき1回しか表示されないので注意と進言したあのパスワードを入力するのだ。

 

 

 

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パスワードを入れると若干待たされるが、誤差みたいなもの。

 

 

 

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こういった画面も表示されるが、とりあえず「はい」を選択しておいた。

 

 

 

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最初のサーバー起動はサーバーマネージャーが起動してしまう。これはWindowsサーバーの仕様だ。

 

 

 

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もう既にWindowsサーバーは起動した状態。

 

 

 

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いつもの見慣れたデスクトップ画面が登場した。

 

 

 

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間違いなくサーバーは起動し、動作した。
あとは必要に応じてサーバー用のソフトウェアをインストールし、設定し、システムを構築していくのだ。

 

 

 

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仮想サーバーの管理画面でも、実行中の仮想サーバー数が1となった。

 

まとめ

さて、今回ご紹介したNTTコミュニケーションズのCloudnについて

良いところと悪いところを挙げると以下の様になった。

 

■ココが惜しい

・複雑な構成を組んだり、大規模な環境構築を行うには慣れが必要

 

■ココがイイ

・ハードウェアを用意しなくても良いので納期がかからない

・ハードウェアを設置する場所を必要としない。

・ハードウェアを冷やす為の空調設備を必要としない。

・ハードウェアの老朽化を気にする必要はない

・OSを比較的自由に選べる

・サーバーの管理はGUIで分かりやすい

 

最後に

このご時世、クラウドの選択肢は非常に多い。

だが、何故そこでCloudnなのか?

それは、大手企業も数多く利用するNTTコミュニケーションズの基盤上にある為、非常に堅牢なシステム構築が可能であり、機器の故障やトラブルの心配は全く無いという事。

その上、大企業のインフラ設備なのに個人が保有できるくらいに低価格(最低料金は月額450円)というのもポイントのひとつだ。

気になる人は先行して以下のURLよりNTTコミュニケーションズのページを参照してもらいたい。

という訳で、次回は価格面を中心にCloudnの魅力を紐解いて行きたいと思う。

 

オススメ度:★★★★☆

 

NTTコミュニケーションズCloudn関連サイト

 

 

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